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フォトエッセイ

Cruise:2017年アジアパシフィックグランドクルーズ(38)

39日間のクルーズ、いよいよ完結

緯度:N 34度 55分

経度:E 139度 40分

天気:曇り

気温:10度

速度:16.4ノット


海域:-

寄港地:横浜

クルーズ最終日となる今朝の船内はさすがに静かな雰囲気でした。皆さん荷物をまとめて「束の間の我が家」の片づけを済ませた頃でしょう。お昼近くになるにつれて徐々にパブリックスペースにお客様が増えてきて、11デッキ前方のパームコートなどで談笑する方々を見掛けるようになりました。
お昼時には急に強い雨が降り出したものの、飛鳥IIは順調に、13時半には浦賀水道へと入りました。長旅を終えて前後に貨物船やタンカーを従えつつ東京湾へと帰り着くこの場面、何度見てもクルーズ特有の感慨深さがあると感じます。霧の中に、いくつもの船がシルエットになって浮かんでいます。
14時45分には横浜港港外に着き、無数のカモメが舞い飛ぶ中で飛鳥IIは回頭。右舷づけの出船(でふね)で大さん橋に着岸しました。「2017年アジア パシフィックグランドクルーズ」はこれにて完結。どなたも抱えきれないほどの思い出とお土産とともに、それぞれの家路へと向かいました。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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