fbpx

フォトエッセイ

Cruise:2015年南太平洋グランドクルーズ(50)

思い出のジョマード水道

緯度:S 10度 14分

経度:E 151度 46分

天気:曇り

気温:28.0度

速度:18.6ノット


海域:ソロモン海

寄港地:終日航海日

ニューギニア島を東に避けるかたちで南下した飛鳥IIは、点々と環礁が連なる海域を、まるで鎖の隙間を見つけるようにしてジョマード・エントランスと呼ばれる水道を抜ける航路を進んでいます。23年前、小久江キャプテンが船乗りになって最初に通ったという、思い出深いルートだそうです。
筆者は午前中、飛鳥IIプロダクションキャストのエイミー先生が教えるタップ教室にお邪魔しました。過日のショー『セレブレーション』のダンスを覚えてみましょう、という内容。「最後のポーズさえ決めれば大丈夫!」と先生は言っていましたが、果たして皆さん、思い通りの華麗なステップを踏めたでしょうか。
そして晩は上原正敏さん&高橋維さんの最終夜となるオペラコンサート。ふたりのオペラ歌手の圧倒的な歌唱力が心底素晴らしかったうえ、巧みな話術にもまた拍手喝采。「でもね、お話しに拍手は嬉しいけれど、歌の時より大きな拍手はいらないんです」という上原さんの冗談に、ますます皆さん盛り上がっていました。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

伝えたい感動がある 飛鳥クルーズ(世界一周クルーズ他)PAGE TOP

My ASUKA CLUB