フォトエッセイ

Cruise:2015年南太平洋グランドクルーズ(50)

影がなくなる日

緯度:S 14度 18分

経度:E 148度 51分

天気:晴れ

気温:30.0度

速度:14.1ノット


海域:コーラルシー(珊瑚海)

寄港地:終日航海日

船旅も10日を過ぎると、非日常がふと日常になる瞬間に気づくことがあります。きょうの筆者は失礼ながら朝遅く、8時50分のキャプテンによる船内放送で目が覚めました。そんな時は6デッキのビストロに行ってアイスカフェオレを頼み、ドーナツやフルーツなどをつまみます。
朝日や夕日、クジラやイルカ、美しい海と島々の眺め、そして船内の各種イベント……。愉しみを数えればキリがないクルーズライフですが、こんな風に乗船当初の興奮が一段落して朝寝坊した時にこそ、逆に「船旅が日常になってきたなあ」と満ち足りた気分になったりします。
きょうは赤道付近をゆく船ならではの「影がなくなる日」でもありました。12時19分、太陽が飛鳥IIの完全な真上に来たのです。デッキでは皆さんあちこちで記念撮影会。写真右下、ペットボトルにまったく影がないのがお分かりになりますか?

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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