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フォトエッセイ

Cruise:2010年世界一周クルーズ(107)

「サラーラ」

緯度:N 15度 52分

経度:E 53度 30分

天気:晴れ

気温:30度

速度:14.6ノット


海域:アラビア海

寄港地:航海中

サラーラは、古来、乳香の自生地、積出港として有名である。乳香は乳香の木から採取する樹脂のようなもの。香炉で焚いたり、服に焚きこめたりする。古代エジプトの王も珍重したという。金と同じ価値があったそうだ。
サラーラ郊外のアルバリード遺跡にも、乳香の木が自生している。その博物館の中庭には、立派な花壇を設け、移植してある。この地で、この木が、いかに大切にされてきたか、理解できる。

著者紹介

小泉 澄夫

1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。
「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。

■著書
「世界遺産ビジュアルハンドブック」

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