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フォトエッセイ

Cruise:2015年南太平洋グランドクルーズ(50)

アーミーダックとスカイレール

緯度:S 16度 55分

経度:E 145度 47分

天気:晴れ

気温:32.0度

速度:0ノット


海域:-

寄港地:ケアンズ

珊瑚礁の海の隙間に造られた、滑走路のように細い水路を通って、飛鳥IIは午前7時半にはケアンズ港内で180度反転し、左舷づけで接岸しました。当地はまだ雨季の終盤ですが、雨がちな予報に反して青空と陽射しに恵まれたのは、きっと皆さんの日頃の行いがいいからでしょう。
きょうの筆者は、世界最古の原初の森を訪ねる1日ツアーに参加しました。コアラを抱いて記念撮影したり、第二次大戦で使われた軍用水陸両用車アーミーダックでジャングルに分け入ったり、スカイレールと呼ばれるロープウェイで鬱蒼と茂る森を空中散歩してみたり……。
1億3500万年前から続くこの森には、多数の古代植物や珍しい昆虫もいるそうです。また、3D映画『アバター』の森はここがモデルだそうで、スカイレールの上から絵コンテを描いたとか。真下を見下ろすと、確かにあの映画にそっくりの密林が広がっていました。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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