バルセロナといえば、ガウディである。なかでもサグラダ・ファミリアが有名だ。オプショナルツアーで行く人、自由行動で行く人、ここでは二つに分かれる。 サグラダ・ファミリアを自由に見たいと思う人が多いということか。じっくり見ることによって、ガウディに接近したいと、心底で想うのだろう。ガウディは、建築家という範疇を超えた存在になっている。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」