今日はマデイラ島の寄港日である。この島は、ポルトガル領で、ヨーロッパを大航海時代に導いた、エンリケ航海王子ゆかりの島でもある。 マデイラとは、ポルトガル語で木を意味するとのこと。植生の珍しさから、マデイラ島の照葉樹林原生林は世界遺産に登録されている。常春のこの島には公園が多く、花が咲き乱れている。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」