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フォトエッセイ

Cruise:2017年日本一周グランドクルーズ(36)

日本野鳥の会レンジャーと道東の原野へ

緯度:N 42度 59分

経度:E 144度 23分

天気:晴れ

気温:14.0度

速度:15.6ノット


海域:-

寄港地:釧路

フォトエッセイ0613-01

きのう一昨日の室蘭に引き続き、今朝は釧路に入港しました。高緯度の北海道だけに夏場の夜明けは早いらしく、今朝も午前3時43分の日の出から窓外は淡く明るい朝の光に包まれていました。凪いだ晴天のもと、飛鳥IIはゆっくりと滑るように釧路港へと進み、狭い防波堤の間を抜けて午前8時に接岸しました。

ここ釧路では、筆者は日本野鳥の会と飛鳥IIがコラボレーションした特別企画のツアーに参加しました。同会が管理し通常では一般開放されていない「渡邊野鳥保護区フレシマ」を、レンジャーと一緒に見学します。丘上から広い湿原とその先の太平洋を見渡す保護区はご覧の通り、ほぼ手つかずの大自然(写真上)。

レンジャーの方が「こんなに晴れることは滅多にない」と話すほどの好天を満喫し、タンチョウやエゾシカなどを双眼鏡で遠望しました。しかも昼食は地元素材のベーグルサンドをこの場所で。ピクニックみたいで素敵でしょう? 帰途に寄った風蓮湖でも、タンチョウとオジロワシを同時に見ることができました(写真右下)。

フォトエッセイ0613-02

フォトエッセイ0613-03

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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