きのう一昨日の室蘭に引き続き、今朝は釧路に入港しました。高緯度の北海道だけに夏場の夜明けは早いらしく、今朝も午前3時43分の日の出から窓外は淡く明るい朝の光に包まれていました。凪いだ晴天のもと、飛鳥IIはゆっくりと滑るように釧路港へと進み、狭い防波堤の間を抜けて午前8時に接岸しました。
ここ釧路では、筆者は日本野鳥の会と飛鳥IIがコラボレーションした特別企画のツアーに参加しました。同会が管理し通常では一般開放されていない「渡邊野鳥保護区フレシマ」を、レンジャーと一緒に見学します。丘上から広い湿原とその先の太平洋を見渡す保護区はご覧の通り、ほぼ手つかずの大自然(写真上)。
レンジャーの方が「こんなに晴れることは滅多にない」と話すほどの好天を満喫し、タンチョウやエゾシカなどを双眼鏡で遠望しました。しかも昼食は地元素材のベーグルサンドをこの場所で。ピクニックみたいで素敵でしょう? 帰途に寄った風蓮湖でも、タンチョウとオジロワシを同時に見ることができました(写真右下)。