ロングクルーズの終日航海日に時々行われるのがブリッジオープン、操舵室の見学会です。今回のクルーズは寄港地が多いのであまり機会がないのかなと思っていましたが、そこはサービス精神に富んだ飛鳥IIのこと、世界遺産の知床半島を見渡す絶好のタイミングでスケジューリングされていました。
早朝6時に知床岬を西へ回り込んだ頃にはあたり一面霧の中だったものの、ほどなく晴れ間も覗く好天に。飛鳥IIは景色を満喫すべく午前9時前にウトロ港沖で反転し、今度は右舷に知床半島を望んで走ります。ブリッジではお客様が増山キャプテン(写真上、中央)に質問したり、一緒に記念撮影したりと楽しそう。
この海域ではイルカをたびたび目にすることができました。手つかずの自然が残る知床は、沖合にも豊かな自然の営みがあるようです。夕方4時には網走港へ。晩のローカルショー「豊郷神楽(とよさとかぐら)」は明治期に宮城県からの入植者らが始めた伝統芸能(同右下)。これもまた素敵でしたね。