飛鳥IIは次なる寄港地ウラジオストクへ向けて穏やかな日本海を渡っています。日本一周の大きなオマケのひとつとでも言いましょうか、ユーラシア大陸の片隅に立ち寄って異国情緒も楽しもうという算段です。時差を修正するために、深夜2時に船内時計を1時間進めてウラジオストクの時間帯に合わせました。
入港を明日に控えた船内ではロシア関連行事が盛りだくさん。朝9時からはロシア出身のプロダクションキャスト、ナイルとアザットによるロシアンダンス教室(写真左下)。つま先や踵で歩くなどのウォーミングアップをし、その後は左右に分かれて行進しながらダンス。列が中央で交わる度に思わず笑みがこぼれます。
ウラジオストクはかつてシベリア鉄道でヨーロッパを目指した日本人の憧れの街でした。立派な石造りの建築が連なる街は今も「日本からいちばん近い欧風の街」とも言われ、旅人に知られています。船内では街の歴史に触れる高山眞一先生の講演やロシア語講座が催され、ショップ「ル・ブルー」にはマトリョーシカも並びました。