大海原をゆくクルーズではありますが、寄港地での楽しみは決して海だけではありません。……という話を象徴するツアーのひとつが、きょうの寄港地・金沢から行く「白川郷と五箇山を訪ねて」でしょう。日本の原風景ともいえるこれら世界遺産の集落までは金沢港からバスで1時間程度。山あいでも、らくらく日帰り圏内です。
高速道路を経由して五箇山の相倉合掌造り集落を訪れ、続いて白川郷の荻町合掌造り集落へ(写真上)。ご覧の絶景を見渡す高台の食事処で飛騨名物・朴葉味噌などの和食ランチを楽しんだ後に集落に下り、田んぼの中に点在する114棟もの合掌造り家屋の間を歩きました。自由行動もおよそ1時間半と時間たっぷり。
本堂までが茅葺きという珍しいお寺・明善寺、合掌造りの長瀬家や神田家、国重要文化財の和田家(写真上、左手前の建物)などへと、皆さん思い思いに歩いていました。清冽な沢水が流れる用水路で鳴く蛙をお客様が見つけたり(同右下)、自然豊かで草木の匂いも心地よい里山を存分に楽しむことができました。