フォトエッセイ

Cruise:2017年日本一周グランドクルーズ(36)

小舟のガレージ「舟屋」を巡る観光船で

緯度:N 35度 33分

経度:E 135度 12分

天気:曇り

気温:20.5度

速度:11.9ノット


海域:日本海

寄港地:宮津

フォトエッセイ0627-01

飛鳥IIは天橋立で有名な宮津に錨泊しています。きょうの筆者は午前中のツアー「舟屋の里・伊根と天橋立」にご一緒してみました。伊根地区は目前の島が天然の防波堤となった穏やかな入り江で、それがために一階に漁に使う小舟のガレージを設けた珍しい「舟屋」が200軒以上も残るところです(写真左下)。

国の重要伝統的建造物群保存地区でもあり、ガイドさんによれば「漁村がこれに指定されているのは日本でもここ、伊根だけです」とのことでした。舟屋自体はあくまでも舟のガレージ+居室であって、どの家も、ほかに通りを挟んだ母屋と蔵を持っています。舟屋・母屋・蔵の3点セットで1軒の、贅沢なつくりの民家です。

本来きょうは舟屋の写真がメインカットを飾るはずですが、それより圧巻だったのは観光船についてくるカモメたち(同上。正確に言えばウミネコだそうです)。船上で買える「カモメのえさ」をあげると船の周囲はご覧の通り。なんだか舟屋よりもカモメのほうが気になって仕方ない、実に個性的なミニクルーズなのでした。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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