サンフランシスコに寄港上陸日である。接岸したNo.35埠頭の至近距離に、フィッシャーマンズワーフがある。自由観光する人はだいたい先ず、この波止場街に行く。 ここの代名詞ともいえる、街の中心にある丸い標識を、カメラに収める人が多い。あと、この地で有名なのは、何軒も連なる屋台風の魚料理店である。皆さん、その店でクラムチャウダーとカニを食べる。そして、サンフランシスコが港町であることを実感する。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」