南太平洋グランドクルーズ最後の航海日となるきょうは、船内イベントが少なめの「ローアクティビティー・デー」。日中は多くのお客様が客室内を片付けて、スーツケースや段ボールへと荷物を収めていたはずです。 そんな中でも午後にはコンパスルームで「飛鳥II 芸術展」が開催され、写真やスケッチ、テラコッタ、その他自慢の手作りの品々と、お客様が航海中に作り上げた力作が会場に並びました。また、今夜のメインイベントと言えば、やはりギャラクシーラウンジでのクルーショー「ハワイコール」に違いありません。 小久江キャプテン以下オフィサー陣、ハウスキーピング、料飲部門、ホテル部など、船内で日頃見掛ける各部署のたくさんのクルーやスタッフたちが、フラや歌などの出し物を披露してくれました。ロングクルーズ最終夜の恒例行事でもあるクルーショー。今航のそれはまた格別に、心温まる素敵なひとときでした。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。