フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

東から西へ

緯度:N 0度 0分

経度:E 0度 0分

天気:晴れ

気温:29.5度

速度:17.6ノット


海域:なし

寄港地:終日航海日

飛鳥Ⅱはこれから数日してアデン湾に入り、その後は紅海からスエズ運河を通峡するわけですが、その前に、遥か昔のインド洋から紅海、そして地中海を結ぶ古代ルートとはどのようなものだったのか?エジプトの考古学者、松本弥先生が説明して下さいました。
今回の飛鳥Ⅱ世界一周クルーズは、シンガポールから始まり、マラッカ海峡を通過してインドのコーチン、そして、紅海から地中海へと、今まさにかつての海上ルートを通っているわけですが、太古の昔、モンスーンに乗ってこのルートを帆船が行き交っていたことを思うと、ロマンを感じずにはいられません。松本先生の説明によると、紅海から地中海への交易ルートは昔からいくつかあって、最も古いルートは今からおよそ5,000年以上前に作られたとか。そして、そのほとんどが紅海とナイル川を結ぶものだったそうです。
夜はブルース・ヒューバナーさんの尺八と諏訪光風さんのアコースティックギターのコンサートが催されました。着物姿のブルース・ヒューバナーさんが登場して演奏が始まると、突然場内の空気が一変します。東洋の尺八と西洋のギターという組み合わせが、神秘的で独特な雰囲気を醸し出しているからでしょう。今まさに東から西へ向かっている飛鳥Ⅱにぴったりなコンサートでした。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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