そんな中、小林和男先生の講演「ウクライナ後のロシアの世界戦略と日本」がハリウッドシアターで行われました。
海外ではあまり評判のよろしくないロシアのプーチン大統領ですが、国内では90%という圧倒的な支持率を誇っています。人気の秘密は何なのか。それはロシアがこれまで経験してきた領土問題の歴史とナショナリズムが関係していると小林先生は言います。そして、小林先生がプーチン大統領と面会した時、就任したばかりの胡錦濤国家主席を待たせていながら、柔道の話で盛り上がっていたというエピソードはとても印象に残りました。
夜は、日本ジャズ界の重鎮、猪俣猛さん率いるジャズカルテットのコンサートが開かれました。ドラムの猪俣猛さんに、テナーサックス・クラリネットの右近茂さん、ピアノが青木弘武さん、ベースが成重幸紀さんというメンバーで、オープニングはアラウンド・ザ・ワールド、続いてギリシャつながりということで映画ネバー・オン・サンデーから、そして右近さんのボーカルで「振り向けば飛鳥」というオリジナルソングを披露していただき、ラストはテイクファイブで終了。心地良いスウィングのリズムに酔いしれました。