昨夕までは「半袖はまだちょっと気が早かったかな」と思いましたが、だいぶ南下したのか、今朝の天気はいきなり夏の様相でした。朝の時点で外気温27度。空も次第に晴れ間が増えてきて、お昼ごろには強い日差しと青い海、青い空が飛鳥IIの周囲すべてを囲んでいました。そんな絶好の船旅日和のきょう、筆者は明るい日差しが差し込むコンパスルームのガラスアート教室を覗いてみました。
教えてくれるのは尾崎稔成先生。昨日オリエンテーションがあり、予約した方のみが参加する少人数制の教室です。今回の教室のテーマはテラリューム。あらかじめ三角形や四角形、台形などに切られたガラス板を銅のテープで縁取り、それを半田づけして立体へと組み立ててゆきます。慣れない作業ではあるものの、先生にいつでも気軽に聞ける距離感が安心です。
お客様のおひとりは、ディナーの席がたまたま尾崎先生と近かったのがご縁で今回の教室に参加されたとか。船上での楽しい偶然のひとつでしょう。そして手元の作業が進むと皆ついつい無言になってしまうのですが、「何だかカニを食べてる時みたい」と誰かが言ってはひとしきり笑い、再び作業に戻ります。和気あいあいの創作のひとときが、そこにはありました。