フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

ベニス

緯度:N 45度 26分

経度:E 12度 18分

天気:晴れ

気温:23.0度

速度:0ノット


海域:地中海

寄港地:ベニス

飛鳥Ⅱがサンマルコ運河にさしかかると、大勢の人がデッキに出てきました。恐らく、これ以上ドラマチックな入港シーンは他にないからでしょう。
水の都ベニスは、アドリア海の最も奥にあるヴェネツィア湾の潟(ラグーナ)に築かれた水上都市で、150を越える運河が177の島を分け、そこに400にも及ぶ橋が架けられています。地上は非常に狭く入り組んだ路地ばかりのため、移動手段はもっぱら船か徒歩に限られ、バイクや自動車は乗り入れ出来ません。そういう特殊な環境が、ベニスを魅力的な場所にしているのでしょう。今回は、有名なサンマルコ寺院とリアルト橋が工事中ということでがっかりしましたが、楽しそうに散策している皆さんを見ていたら、そんなことはもうどうでも良くなってしまいました。
ボンボヤージュでは猪俣猛さん率いるジャズカルテットの演奏があり、その後、飛鳥Ⅱは出航時と同じように運河を通って行きました。区間乗船の方も加わって、朝より多くの方がベニスの街並みを眺めています。そして、皆さんとお話ししていているうちに、ベニスはこうして船の上から眺めるのが一番だという結論に達しました。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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