フィヨルド通航の余韻も冷めやらぬまま次に訪問したのが飛鳥II初寄港となるウェリントン。ニュージーランドの首都であり、また世界最南端の首都でもあります。8時半に着岸したアオテア・キーからの風景を撮影しようとオープンデッキに出ると、ものすごい風! あとで聞いた話ではここは「Windy Wellington」と呼ばれる風の街でもあったそうです。
今日もお客様の市内半日観光に同伴して街の見どころを巡りました。ハイライトは平地の少ないウェリントンを象徴する赤いケーブルカーへの乗車。街の中心部から展望台のあるケルバーンまでを結ぶ路線で、1902年の開業以来市民の足として利用されています。その後はビクトリア山展望台や国会議事堂などを訪れ、ウェリントンが誇る自然と文化両方の魅力に触れました。
定刻通り夕方17時に出港した飛鳥IIは、明後日のオークランド入港に向けて北島の東岸沿いにその針路を定めます。ギャラクシーラウンジでは次港で下船となるコーラスグループのベイビー・ブーがラストコンサートを開催。お客様と共有した貴重な時間を振り返った曲間のトークからは、彼らにとってもまた飛鳥IIの舞台が特別であることが伝わってくるようでした。