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フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

メッシーナ

緯度:N 38度 12分

経度:E 15度 34分

天気:晴れ

気温:22.0度

速度:0ノット


海域:-

寄港地:メッシーナ

飛鳥Ⅱは予定通り午前7時にメッシーナ港に着岸しました。
シチリア島北東部の町メッシーナは、メッシーナ海峡を挟んでイタリア本土のカラブリア半島との間をフェリーが往来する島の玄関口。そのメッシーナから、今日はイタリアきってのリゾート地タオルミナへ皆さんと一緒に出掛けてみました。
タオルミナは青く輝くイオニア海と世界遺産のエトナ山が望める風光明媚な場所にあり、欧州の人たちにとっては憧れのリゾート地として良く知られています。町は目抜き通りのウンベルト通りを中心にショップやレストランが並び、高台にある古代の円形劇場からは、雪を抱いた標高3323mのエトナ山とタオルミナの町並みが一望出来ました。エトナ山の山頂付近を良く見ると、火口から僅かに噴煙が上がっているのが確認出来ます。実はメッシーナに到着する2時間前の朝5時頃、私はエトナ山から流れ出る赤い溶岩を船上から眺めていました。その事をガイドさんに話したら「シチリアに住んでいても滅多に見られませんよ。」と言うので、早起きしてそれをご覧になった皆さんは、私を含めとてもラッキーだったという事になります。
夕方、メッシーナのドゥオーモの前で写真を撮っていると、近くに居たご婦人方が、ここの鐘楼にはからくり時計が組み込まれているのだと説明してくれました。しかしそれは一日に一度、正午にしか見ることが出来ません。もしも私がここを再び訪れる事が出来たら、その時は是非見ておこうと思いました。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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