フォトエッセイ

Cruise:2011年オセアニアグランドクルーズ(75)

「タスマニアンデビル絶滅の危機」

緯度:S 39度 57分

経度:E 149度 28分

天気:くもり

気温:24度

速度:19.2ノット


海域:南太平洋

寄港地:航海中

名前にデビルとついていますが、ころんとした愛嬌のある体型が可愛らしいタスマニアンデビル。今、絶滅の危機にあることをご存知でしたか?
今回は、シドニー大学准教授のキャッシー・ビロブ先生がタスマニアンデビルの現状についてセミナーを開いてくださいました。
かつて、タスマニアンデビルはオーストラリア大陸に生息していましたが、アボリジニが持ち込んだ犬が野生化して分布範囲を広めたことで絶滅。大陸を離れてタスマニア島で暮らしていました。
そして現在、再び絶滅の危機が。
それは「デビル顔面腫瘍症」という、噛み付くことで感染するガンが急激に広がっていることで起きています。ほとんどのタスマニアンデビルが同じMHC遺伝子を持ち、このガンも同じMHC遺伝子なので、体が拒否することなく受け入れてしまうのです。
このような現状の中、タスマニア北西部で違う遺伝子のタスマニアンデビルを発見することができました。現在は遺伝子の多様性を高めるように取り組んでいるそうです。
「The Save the Tasmanian Devil Program Appeal」は普及や募金活動を行い、プログラム運営資金の調達を行っています。船内での募金は行っていませんが、ホバートには募金箱が設置されているそうです。

著者紹介

朝比奈 雄太

1971年生まれ。静岡県出身。
高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。
出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている

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