昨夜から日本の排他的経済水域、つまり日本沿岸から200海里の海域に入った飛鳥IIは順調に航行し、今日の午前中にはついに小笠原諸島の母島を北に捉えるところまでやって来ました。日本国内で考えれば小笠原諸島も十分に“南国”ですが、早朝の空気はひんやりとしていてヌーメアやグアムで感じたそれとの違いを比較せずにはいられません。
ゆったりとした雰囲気が漂っていた午後、船内に「クジラが見られます」とブリッジからの突然のアナウンス。望遠レンズを手に一目散に12デッキへ向かうと、まだ距離はありましたが母島を背に何度も潮を吹くクジラの姿を確認! 今回のクルーズ最後のフォーマルナイトを控えて、まるで私たちの旅のフィナーレをサプライズで祝ってくれているようでした。
そして夕方にはキャプテンズ・フェアウェル・パーティーを開催。ギャラクシーラウンジ前には堤船長を目当てにお客様が列を成し、今日までの安全な航行に対する感謝の言葉をお掛けしながら記念撮影に興じていました。ディナー後には今井俊輔、又吉秀樹、石上朋美、多田聡子さんによるオペラコンサートもあり、フィナーレを飾る宴が遅くまで続く特別な夜となりました。