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フォトエッセイ

Cruise:2018年オセアニアグランドクルーズ(40)

キャプテンズ・フェアウェル・パーティー

緯度:N 25度 52分

経度:E 142度 27分

天気:晴れ

気温:22度

速度:17.4ノット


海域:太平洋

寄港地:終日航海日

フォトエッセイ20180305-1

昨夜から日本の排他的経済水域、つまり日本沿岸から200海里の海域に入った飛鳥IIは順調に航行し、今日の午前中にはついに小笠原諸島の母島を北に捉えるところまでやって来ました。日本国内で考えれば小笠原諸島も十分に“南国”ですが、早朝の空気はひんやりとしていてヌーメアやグアムで感じたそれとの違いを比較せずにはいられません。

ゆったりとした雰囲気が漂っていた午後、船内に「クジラが見られます」とブリッジからの突然のアナウンス。望遠レンズを手に一目散に12デッキへ向かうと、まだ距離はありましたが母島を背に何度も潮を吹くクジラの姿を確認! 今回のクルーズ最後のフォーマルナイトを控えて、まるで私たちの旅のフィナーレをサプライズで祝ってくれているようでした。

そして夕方にはキャプテンズ・フェアウェル・パーティーを開催。ギャラクシーラウンジ前には堤船長を目当てにお客様が列を成し、今日までの安全な航行に対する感謝の言葉をお掛けしながら記念撮影に興じていました。ディナー後には今井俊輔、又吉秀樹、石上朋美、多田聡子さんによるオペラコンサートもあり、フィナーレを飾る宴が遅くまで続く特別な夜となりました。

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著者紹介

永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。システム開発会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。「旅写真」「デジタル写真生活」の編集に携わる。その後、アジア~ヨーロッパ~アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。現在はフリーランスとして旅や写真、カフェ雑誌などの分野を中心に活動中。

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