飛鳥IIは朝方、日本−シンガポール間の常用航路として海運の世界で知られるバシー海峡を通過していました。「とはいえ両舷ともに陸地が見えない広い海峡です。きょうがこの世界一周クルーズ最初の『360度、見渡す限り海の上』という1日になります」と小久江キャプテン。船内放送が毎朝とても丁寧なので、ついつい聞き入ってしまいます。
朝の時点で既に気温は24度。だいぶ南に下って暖かくなってきたのを実感します。きょうあたりから、半袖のお客様をかなり多く見かけるようになりました。各種教室は船内新聞『アスカデイリー』のスケジュール表を埋めつくすほどあって、太極拳、青春ポップス、囲碁、写真、社交ダンス、コーラス教室など、どこに顔を出そうか迷うほど。
写真右下は午後のひととき、リドカフェで催されたコントラクトブリッジの初心者クラス。日差しに包まれた明るい雰囲気の中で和気あいあい。そして夜の新潮劇院 京劇ショー『孫悟空 対 白骨精』も面白かったですね。派手なメイクと衣装、美しい踊りやコミカルな動き。日本語字幕と解説もついて、京劇の魅力がしっかりと伝わってきました(写真上)。