今朝まだ夜が明けないうちから飛鳥IIはこうこうと明かりが輝くシンガポールの景色を望み、夜明けとほぼ同時の午前7時、シンガポール・クルーズセンターに着岸しました。狭い海峡をはさんで対岸には遊園地などがあるセントーサ島。頭上にはロープウェイのケーブルがありました。朝早かったので、着岸時点ではまだゴンドラは出ていませんでした。
きょうの筆者は午前中の「マリーナ・ベイ・サンズとリバークルーズ」のツアーに同行しました。木造の観光船で運河を出発して橋をくぐると、マーライオンや、空中庭園を3つのビルが支える巨大なマリーナ・ベイ・サンズが目前に。飛鳥IIのお客様だけで貸し切った観光船で、ゆったりと川側から望むシンガポールは、美しい先進都市でした。
午後は船体写真を撮りにロープウェイへ。ほんとうに飛鳥IIの真上を超えるその空中散歩は圧巻。ふだんは見ない角度だけに、改めて船の大きさと優美さに気がつきました。眼下の11デッキのプールには、おそらくバタ足の練習をされているのであろうお客様がひとり。もしかすると、これこそが世界でいちばん贅沢なバタ足の練習かもしれません。