舳先を北西へ転じて波穏やかなマラッカ海峡を航行してきた飛鳥II。きょう4月4日の朝8時にプーケット郊外の工業港、ディープシー・ポートに入港しました。なぜディープシー(深い海)なのか分かりませんが、実は名前とは裏腹にとても浅い河口の港です。港外で180度反転して注意深くそろそろとバックで遡り、右舷づけの出船(でふね)で着岸しました。
曇り時々雨の予報に反して見事に晴れました。午前中の「プーケット半日観光」では一帯で最も厚い信仰を集めるお寺のひとつ、シャロン寺院(写真上)を訪ねたり、プロムテップ岬で記念撮影に興じたり(同左下)。そしてオールド・プーケットタウンの散策も楽しみました。中華風とタイ風が入り混じった町家が連なる、カラフルな街でした。
午後の連絡バスで自由散策にいらしたお客様とも、街なかでご一緒できました。せっかくなので写真をパチリ。「暑いわねえ、あなた帽子はかぶらなくていいの?」とお気遣い頂くくらい、確かに強い日差しです。土産店で麦わら帽子を買われる方を何度かお見かけしました。そうして現地のファッションを先々で取り入れてゆく旅も、面白いかもしれません。