飛鳥IIでは、いろいろな教室が開講されました。フォトエッセイでもいくつか紹介しましたよね。この教室の生徒さんたちの成果を披露する芸術展が開かれました。 会場となったコンパスルームには、写真、七宝、俳句、手芸、書道教室の作品が並びます。写真のコーナーでは、寄港地での写真を前にして「ここの景色、きれいだったよね」と作品と一緒に旅を振り返る声が聞こえました。七宝、俳句、手芸、書道の作品の前では、「船の上でこんなに素敵な物が作れるなんて!」と、旅先で作ったとは思えない作品のできの良さに驚いていました。 生徒さんたちが先生に感謝していただけでなく、先生たちも生徒さんがよく頑張ってくれたとおっしゃっていたのが印象的でした。飛鳥IIの教室では、作品だけでなく、師弟のいい関係も生まれたようです。
著者紹介 朝比奈 雄太 1971年生まれ。静岡県出身。 高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。 出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている。 撮影対象は人物、料理、旅行取材等、多岐にわたる。