飛鳥IIは昨夜スリランカの南沖合を通過して、いま、インド洋を航行しています。今朝は9時から待望の、このクルーズ最初のブリッジオープン(操舵室見学)。開始間際には待ちわびた方々の行列が。それもそのはず、ふだんは入れない客船のブリッジはそこからの眺めは無論、電子海図などの計器類や信号旗等々、見るものすべてが珍しいのです。
小久江キャプテン(写真上・右側)や髙木スタッフキャプテン(同右下、左から2人目)をはじめとするクルーが、お客様の質問に、時折冗談を交えつつ、丁寧に答えていました。こうしたクルーとお客様との交流を見るにつけ、この世界一周が何といい雰囲気だろうかと実感します。お客様の笑顔を見れば、当欄読者の皆さんにも同意して頂けることでしょう。
しかも海はブリッジオープンにふさわしい、すばらしい凪。3月25日に横浜を発って以来ずっと穏やかですが、そんな中でもきょうがいちばん凪いでいます。キャプテン曰く「私は何度も船で往来しましたが、こんな静かなインド洋は初めてです」。キャプテンズ・ビューとでも言いましょうか、特等席からの眺望に、筆者もしばし見惚れてしまいました。