気づけば出航してから半月ほどが経ちました。非日常の客船での暮らしがそろそろ日常になりつつある頃かもしれません。毎日のペースを作る朝8時50分のキャプテンの放送はもちろん今朝も変わらずあって、昨日の寄港地モルディブに伝わる「書くときはタテ、読むときはその紙をヨコに置き直して読む」という珍しいターナ文字の話を聞きました。
そのターナ文字やモルディブに関する新聞記事がレセプション脇のホワイトボードに掲出されたとあって、朝から何人ものお客様がいらしていました(写真左下)。隣にはツアー予約デスクと寄港地紹介デスク。次の寄港地・オマーンのサラーラは大半の方にとって未知の場所となるだけに、熱心に質問をするお客様の姿がありました。
回を重ねて大詰めを迎えつつある教室もあります。全8回中6回目、服部恵理子先生の風呂敷教室の一場面が写真上。この教室は風呂敷の活用法やモノを包むやり方だけにとどまらず、日本の伝統文化・贈る心の表し方などにも触れる内容が魅力です。机の前に広げた1枚の布の可能性に、皆さん驚いていたようでした。