見渡す限りが海・・・を航海している私たちは、島を見つけただけでも嬉しくなるものなのです。 そんな私たちですから、寄港地に着くというのは大イベント!朝からソワソワしながら窓の外を眺め、寄港地が見えたらデッキへGO!です。さらに、今回の寄港地は世界三大美港であるシドニー。期待が高まります。 「あの遠くに見えるの、大陸じゃない?」というときからデッキには乗客のみなさんがちらほら。「建物が見えるよ」というときはデッキにぞろぞろ。「ハーバーブリッジが見えた!」というときにはデッキは満員です。 指先でちょんと摘めそうだったハーバーブリッジがだんだん大きくなって、両手を広げても足りない程に大きくなります。前方のブリッジにばかり気を取られていると、左舷の方から歓声が。見てみると、優雅なフォルムのオペラハウスが出現。 飛鳥IIは、進行方向にハーバーブリッジ、左にオペラハウスという絶好のシチュエーションで入港。最後はハーバーブリッジをくぐり、ダーリングハーバーの岸壁に無事到着しました。
著者紹介 朝比奈 雄太 1971年生まれ。静岡県出身。 高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。 出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている。 撮影対象は人物、料理、旅行取材等、多岐にわたる。