フォトエッセイ

Cruise:2018年世界一周クルーズ(102)

アラビア海で東洋に思いを馳せる

緯度:N 14度 46分

経度:E 54度 0分

天気:晴れ

気温:30.0度

速度:15.3ノット


海域:アラビア海

寄港地:終日航海日

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昨夜遅くにサラーラを出航した飛鳥IIはこの先、アラビア半島を回り込むように紅海に入り、スエズ運河を通航します。このクルーズのハイライトのひとつでもあるスエズ運河を挟んで、次の寄港地ミコノスまでは中8日。ゆったりと時間が取れる期間でもあります。そんな連続終日航海の初日のきょうは、はるか東洋を思い起こす船内行事が続きました。

午前中のハリウッドシアターで催されたのは綿谷基さんによる講演「墨の不思議な魅力」(写真右下)。固形墨の95%が奈良で作られ、天平時代より1300年の歴史をもつという墨の魅力を紹介してくれました。この綿谷さん、このあとは「絵手紙教室」の先生として船内でご活躍の予定。見どころ続くスエズから地中海で絵手紙を書いてみるのも素敵ですよね。

今晩のコンサートには中国琵琶奏者で歌手のTingTingさんが登場(同上)。「ペルシア起源のこの楽器は東に行って琵琶になり、西でギターになりました。日本では横にしてバチで弾く琵琶が残った一方で、中国では縦に持って指で弾くソロの楽器としての琵琶が残ったんです」。大学で教鞭を振るうTingTingさんだけに、演奏はもちろん、トークのほうも抜群でした。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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