102日間に及ぶ世界一周クルーズはもはや単なる旅ではなく船上での暮らしですから、健康維持も大切です。それゆえふだんの船内では、夜明け前からデッキをウォーキングしたり、空き時間にジムで汗を流したり、ダンスを日課にしていたりと、皆さんそれぞれに健康維持法を実践されています。健康談議に花が咲くのも船内の日常風景のひとつです。
さて、きょうはサラーラから乗船した新たな講師・西内久人先生による「健康運動教室」がありました(写真上、右下)。「血液の流れを止めて低酸素状態をつくり、その後また戻すことで成長ホルモンの分泌を促す」という、強い力を使わない緩やかな運動法。重い負荷をかける筋トレとはまったく理屈が違うのだとか。
当欄筆者も船旅のさなかの過剰な運動で筋肉を痛めたことがあり、無理ない運動法の大切さは我が身で体験済み。皆さん同じ思いがあるのかどうか、会場はご覧の通りの盛況でした。ほかにも船内ではきょうも各種教室やイベントが催され、晩には東京藝大出身メンバーがフルートを奏でる、素敵な「LYNX(リンクス)コンサート」がありました(同左下)。