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フォトエッセイ

Cruise:2016年日本一周グランドクルーズ(35)

古(いにしえ)の歴史と文化に魅了する佐渡のひととき

緯度:N 37度 58分

経度:E 138度 16分

天気:晴れ

気温:25.0度

速度:13.1ノット


海域:-

寄港地:佐渡・両津

何艘もの漁船が、大漁旗をなびかせて見送ってくれた。
ボート上陸地点、二見港前の集落では、地元の方のお祭り日。各家々に提灯が飾られて、祭りの準備が始まっている。
 バスで海岸線沿いに幾度かくねくねと進むと、澄んだ青い海に、寄り添う夫婦岩が見えてきた。
やがてバスは相川地区に入り、近代的な町並みが見えはじめたが、坂道を上ると一変し、レンガ塀の通りで、私はあわててバスを降り、佐渡奉行所跡に入る。この辺り江戸時代には、大勢の人々が移り住み、石の階段を上下し会話が弾んでいたことだろう。
しばらく緑の中を歩いて金山にたどり着いた。さっそく坑内に入ると、採掘場は当時の様子が再現され、無数の地下空間が多くの人々の苦労を物語っている。
二見に戻ると、子供たちが神輿と太鼓で町を練り歩き、のどかな集落を楽しませ、3羽のトキも参加して、神社境内の上を飛び交っていた。
17時出港。何艘もの漁船が、大漁旗をなびかせて見送ってくれた。デッキで、沢山の方々が漁船にお返し「ありがとー」と手を振っていた。

採掘場は当時の様子が再現され、無数の地下空間が多くの人々の苦労を物語っている。

佐渡奉行所跡

著者紹介

藤尾 次郎

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