地球を西回りに進む飛鳥IIは陸地との時差を解消するため、何日かに一度、深夜に時計の針を1時間遅らせ1日が25時間になる「後進の時刻改正」をしてきました。きのうのスエズ運河までで日本との時差は7時間。が、ここへきてギリシャのサマータイムに合わせるべく、昨晩、このクルーズ初となる「前進の時刻改正」がありました。
1日が23時間になった朝は本来いくらか眠たいはずですが、これまで延べ7時間も得をした私たちですから既に十分早起きです。皆さん朝からさまざまな教室に参加なさっていました。人気のアルゼンチンタンゴ教室やゴルフレッスン、社交ダンス、当欄筆者の写真教室など各種あるなかで、きょうここでご紹介するのは綿谷基先生の絵手紙教室(写真左下)。
旅にも便利な水筆ペンで絵葉書に彩色し、周囲に自由な文を加えます。昨今主流のメールやSNSにはない、手で描くからこその味わい。これから続く地中海の寄港地で日本のご家族に絵手紙を……なんて、素敵ですよね。海はいくぶん風があって白波が立っていましたが、晩のフルート・カルテットLYNXのコンサートまで、盛りだくさんの1日でした。