フォトエッセイ

Cruise:2018年世界一周クルーズ(102)

地中海の玄関口の岩山へ

緯度:N 36度 9分

経度:W 5度 22分

天気:晴れ

気温:18.0度

速度:9.9ノット


海域:-

寄港地:ジブラルタル

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今朝8時を少し過ぎた頃、飛鳥IIは昨日のマラガに続く連日の寄港地、ジブラルタルに到着しました。入港前から屋外デッキに出ていると夜明けとともに三角形の岩山がシルエットを現して、次第に朝焼けの赤や橙に輪郭を縁取られてゆきました。船は狭い港内で防波堤すれすれの左180度転回を難なくこなし、左舷付け入船(いりふね)で接岸しました。

きょうは午前中のみの停泊ですが、地中海クルーズで海峡は通ってもここジブラルタルに寄港するのは珍しいだけに、皆さん早々に下船して散策を楽しまれたようです。筆者もずんずんと歩いてメインストリートを抜け、「ザ・ロック」の通称をもつターリク山の頂上を目指してロープウェイに乗り込みました。

ものの5分で着いた頂上はご覧の絶景(写真上)。そびえ立つ岩山と抜けるような青空が本当に美しかったです。また背中側に目を転じれば、目と鼻の先にはアフリカ大陸の突端が……。古くからの戦略的要衝であり、現在は周囲こそスペインながら岩山付近だけがイギリス領で独自通貨ジブラルタル・ポンドが流通するという、個性的な寄港地を存分に堪能できました。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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