今朝8時、飛鳥IIはスペイン3つ目の寄港地ビルバオ港に到着しました。港は正しくはビルバオ郊外のゲチョという町にあり、ここには1893年築の世界最古の運搬橋・ビスカヤ橋が架かっています(写真上)。停泊中のデッキからも遠望できるこの運搬橋、たもとまで行くと、ワイヤーで吊られたゴンドラが人と車を乗せて行き来していました。
午前中の半日観光ツアーではこの運搬橋に加えて市内の見どころを見学。高さ12メートルもの“大きな仔犬”「パピー」が番犬のように座るビルバオ・グッゲンハイム美術館(同左下)、旧市街の大聖堂、バスク博物館を訪問しました。ツアー終了後には離班も可能だったので市内中心部でバスを降り、筆者はお昼時の街へと歩いてゆきました。
目的はバスク地方の名物料理ピンチョスです。旧市街のヌエバ広場を囲むピンチョス店はどこも大繁盛。立食のカウンターまで満席でした(同右下)。「ピンチョ(串)」の言葉どおり串刺しの、あるいはバゲットに載る凝ったミニミニ料理は種類豊富で実に美味。きょうが試合の地元サッカーチームの応援団で賑わう中、地元の味と雰囲気を堪能しました。