ドイツ最大の港湾都市ハンブルクはエルベ川の河口から約100キロ上流に位置します。飛鳥IIは北海からこの川を遡り、今朝7時半を少し過ぎたところで右180度反転。クルーズターミナルに右舷づけで着岸しました。入港時にはちょうど旧市街の方角から昇った朝日が美しく、歓迎の放水とあいまって見事な眺めとなりました(写真左下)。
きょうの筆者は午前中の「ハンブルク半日観光」に同行。世界遺産指定の商館チリハウス、市庁舎広場、そして煉瓦造りの建物が運河沿いに延々続く倉庫街シュパイヒャーシュタット(同右下)などを訪問しました。きょうは祝日で多くの商店がお休みです。だから街の規模に比べて意外なほど静かでのんびりした雰囲気のもと、ゆったり観光ができました。
この日は接岸場所の1キロほど下流、駅の近くで開港祭が行われていて、ソーセージやビールの屋台などが出ていました。筆者も午後はちらっとそこに出掛けて屋台の味をつまみ食い。地元の人たちも思い思いのスタイルで休日を堪能しているようでした。ビール片手に盛り上がる一団がいる一方で、飛鳥IIが停泊する静かな水辺で談笑する人たちもいました。