イギリス本土を回り込んで南に舵を切った飛鳥IIは、右舷側にアイルランド島を見るかたちでアイリッシュ海へと進んで行きます。11時半ごろ、まず最初にアイルランド島のイギリス領北アイルランドにある柱状節理で有名な世界遺産ジャイアント・コーズウェイを遠望。その後、午後にはアルサ・クレイグ島にも寄るとの放送がありました。
見えてきたのは写真上、ご覧の不思議なかたちの島です。これがアルサ・クレイグ島で、キャプテンの放送によれば「カーリングの石に使う花崗岩の産地」。硬くて良質の石が採れるそうですが、今では鳥たちの楽園となった無人島で、採掘は環境への配慮から20年に1度だけとのこと。話を聞くうちに、だんだん島の形自体がカーリングの石に見えてきます。
一方、船内では個性的な教室もありました。思わず童心に返る紙飛行機教室(写真左下)のほか、クルーズスタッフの神山(こうやま)万里奈さんの「歌って覚える英語教室」(同右下)は要注目。この英語教室、歌はもちろんのこと、発音が隣の単語とつながる“リンキング”を丁寧に教えてくれるのがいいところ。北米東海岸の観光がいっそう楽しくなりそうです。