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フォトエッセイ

Cruise:2018年世界一周クルーズ(102)

指で描くパステルアート

緯度:N 49度 30分

経度:W 20度 49分

天気:曇り

気温:13度

速度:18.1ノット


海域:大西洋

寄港地:終日航海日

フォトエッセイ20180517-1

大西洋横断2日目、飛鳥IIは順調に西へと航行しています。きょうは終日曇りの予報ではありますが、外気温は徐々に上がってきているようです。終日クルーズをのんびり楽しめるこの日は、新たに始まったパステルアート教室にお邪魔してみました。教えてくれるのはロサイスから乗船してきた三木亜希子先生です(写真左下)。

ハードパステルを茶こしのような網で粉にして画用紙に振りかけ、それを指先でこすって馴染ませながら描きます。きょうのお題は風景画。どうやらグラデーションの作り方がポイントのよう。「大地は下を濃く、上を薄く。空は上に向かって濃くすると高さが表現できますよ」。初めての方も案外すぐにコツが飲み込めて、どんどん描き進めています。

色遣いは人それぞれ。夕暮れ時、淡いラベンダー畑、たくさんの雲が浮かぶ様子など、見事に個性が出ています。そして晩はというとそれこそ超個性派の、ポカスカジャンの脱線音楽ショーが要注目(同右下)。おかしな音楽の数々に会場は笑いっぱなし。代表作・アイス「ガリガリ君」CMソングのロングバージョンまで、たっぷり笑わせてもらいました。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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