昨夜ボルチモアを出航した飛鳥IIは再び細長いチェサピーク湾を南下して、朝には湾を出て南東へと航行しています。キャプテンの放送によれば、距離的にはひたすら南へ向かうのが最短ではあるものの、強いメキシコ湾流に逆らうことを避けるため、一度それをまたぐように沖へ出てから南へ針路をとるそうです。
外はやや風が強めですが船内は朝から賑やか。昨晩のショーでもお客様を魅了した、つのだ☆ひろさんが、午前10時からギャラクシーラウンジでコーラス教室を開いてくれたのです(写真上)。配布資料にはア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オに始まる各音がずらり。ア行は表情、カ・サ行は息、タ行は舌など、発音に使われる主な要素も書かれています。
「一音一音がどうやって出ているかを改めて確認してください。認識すれば発声は変わります。何事も『認識しているかどうか』が大きな違いになるんです」。笑いも交えた楽しいこの教室が午前の華なら、午後の華は大竹史朗さんのギターと歌を堪能する『ラ・ギターラ・イベロアメリカーナ』(同右下)でしょう。朝も晩も音楽三昧の満ち足りた日になりました。