赤道を朝8時6分に通過しました。南半球に入り赤道直下の飛鳥IIは、スマトラとジャワ島の間の狭いスンダ海峡を目指します。海賊対策のため夜間はデッキへ出ることが禁止されています。10年ほど前はこのあたりが海賊出没海域でしたが、今は少ないようです。 「古代から現代までのエジプト・中近東を理解するために」と題する松本 弥さんの講演です。松本さんはNHKなどのテレビにしばしば出演しているので、ご存知の方も多いと思います。 ピラミットは約4500年前に建設された。それ以前にすでに文化があり、交易があった。ツタンカーメンはそれから1200年後のことである。クレオパトラはさらに1300年あと活躍、その後2000年後にわれわれは生きている。この時間感覚がアフリカを理解するうえで重要である。 エジプト、アフリカを理解することが、現在のいろいろな問題を考える上で大事である。示唆に富み、興味深い講演でした。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師