昨夕、虹のアーチに見送られてホノルルを後にした飛鳥IIはオアフ島を反時計回りに北側へと回り込み、いよいよ横浜を目指して走り始めました。西行きの船は朝日が船尾側から昇ります。朝方にカウアイ島の景色が見えるというので少し早起きしてみたら、まばゆいほどの日差しが低い角度で照りつけて、長い影をデッキに落としていました。
7時半ごろカウアイ島の沖にさしかかり、8時過ぎには左舷の近いところに断崖絶壁で有名なナパリコーストが。およそ25kmも続くこの岸辺は、通じる道路もありません。船上にいる我々を除けば、観光ヘリがいくつか見えるだけ。太古の地球を想わせるこの景色は、映画のロケにもよく使われるのだと聞きました(写真上)。
さて、きょうはこのクルーズ最後となる「アスカデッキディナー」もありました(同右下)。ぽっかり浮かんだ雲を夕日が彩るなか、美味しい料理とお酒を味わいました。元大関で現在は歌手・タレントとして活躍しているKONISHIKIさんがゲスト出演。世界一周もついに仕上げにかかろうというこのひとときを、大いに盛り上げてくれました。