フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

ジュノー

緯度:N 58度 17分

経度:W 134度 24分

天気:曇り

気温:13.5度

速度:0ノット


海域:太平洋

寄港地:ジュノー

飛鳥Ⅱは午前7時にアラスカ州の州都ジュノーに到着しました。
入港時はあいにくの雨模様。といっても到着した時はほとんど雨も止んでいて、観光に影響はありません。まずはバスでメンデンホール氷河へと向かいます。湖畔から見た時は霧に覆われていた氷河も、ビジターセンターに着くと徐々に晴れてきて、わずか800メートルという至近距離から氷河の末端を眺めることが出来ました。ここは全長が19.3キロメートル、先端の幅が2.4キロメートル、氷壁の高さは30.4メートルという巨大な氷河で、グレイシャーブルー(氷河の青)の大きなクレバスが連続している様子まではっきりとわかります。氷河をたっぷり見学した後は、マコーリーサケ孵化場で遡上したばかりのシロザケを見学しました。
午後はアウク湾からボートでホエールウォッチングに出かけます。まず最初は、岩の上に寝転ぶアザラシや白頭鷲を観察してから、クジラの居そうなポイントへ移動。じっと待っていると、突然巨大なザトウクジラが目の前に浮いてきて、思わず声を上げてしまいました。その後、数頭のザトウクジラを目撃して、別のポイントへ移動します。すると、今度は遠くにシャチの姿が見えてきました。おそらく他の船と連絡を取り合っていたのでしょう。他にもボートが2隻いて、同じようにシャチを見ています。全部で何頭かはわかりませんが、少なくとも6頭は居て、そのうち2頭が親で4頭が子供のようでした。そして突然クライマックスが訪れます。それは大きな親シャチのジャンプでした。まるで曲芸のように何度もジャンプしてくれて、目撃された皆さんは本当にラッキーだったと思います。
夜には、今クルーズ最後となるローカルショーがギャラクシーラウンジで行われました。出演はザハスキー一家によるアラスカストリングバンドです。今回はアメリカの代表的な楽曲を独自のアレンジで演奏して、素朴な歌声とともに身も心も温まりました。
午前0時、アメリカ合衆国の独立記念日を祝う花火が打ち上げられると、赤や緑の光がジュノーの夜空を照らしました。飛鳥Ⅱは当初の予定を変更して、午前1時30分スワードへ向けて出港しました。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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