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フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

トレイシーアームフィヨルド

緯度:N 57度 55分

経度:E 133度 56分

天気:晴れ

気温:13.0度

速度:10.0ノット


海域:アラスカ湾

寄港地:太平洋

午前5時、飛鳥Ⅱはすでにトレイシーアームフィヨルド内を航行していました。山の合間から朝日が顔を出すと、いよいよフィヨルド再奥のサウスソイヤー氷河が見えてきます。しかし、その先には大きな氷塊があって、これ以上近付くことが出来ません。船はやむなくそこで引き返し、フィヨルドを出ることにしました。
夕方になると、ギャラクシーラウンジで鬼山オールスターズのコンサートがありました。鬼山オールスターズは、尺八の大由鬼山さんを中心に、ピアノ&ボーカルの城田有子さん、ドラムの松浦賢二さん、トロンボーンの内田光昭さんといったメンバーが幅広いジャンルの楽曲を独自のアレンジで聴かせてくれます。今回はスリリングなナンバーの雷神から始まり、オリジナルソングの杭州旅情では、アジアの風が舞い戻ったようなしっとりとしたメロディを。そして、ラストのカミングオンベイビーでは、エキサイティングなソロの掛け合いを披露していただき、とても素晴らしいコンサートとなりました。
午後6時過ぎ、飛鳥Ⅱはポイントアドルファスに到着。「暫くの間ここでホエールウォッチングを行います。」と中村キャプテンからアナウンスがありました。そのうちにイルカやクジラが姿を現しますが、あまりに遠いので良く見えません。やがて鳥山が近付いてきて、トドの群れが盛んに魚を追う姿を見ることが出来ました。その後別のポイントへ移動してみると、今度はあちこちでクジラが潮を吹いています。そのうちにクジラがジャンプして、その度に皆さんから歓声が上がり、大満足のホエールウォッチングでした。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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