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フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

スワード

緯度:N 60度 7分

経度:W 149度 26分

天気:曇り

気温:14.0度

速度:0ノット


海域:-

寄港地:スワード

飛鳥Ⅱは予定通り午前7時にキーナイ半島東岸の町スワードに到着しました。
スワードは1903年にアラスカ鉄道の開通ともに生まれた港町で、ゴールドラッシュ時代の面影が残るダウンタウンは、南北約3キロ、東西1キロとコンパクトなため、のんびり散策するにはちょうど良い広さです。早速歩いてみると、スポーツ用品店や雑貨屋など、思いのほか品揃えが豊富で、ショッピングも楽しめました。
午後には、スワード近郊のイグジット氷河を見学に行きます。
キーナイ半島の東に広がる長さ56キロ、幅40キロの巨大なハーディング氷原からは、いくつもの氷河が流れていて、イグジット氷河もそのうちのひとつ。これまで見てきた海や湖に流れ落ちるタイプとは違い、末端が陸地のため間近で氷河を見ることが出来ます。まずはバスでネイチャーセンターまで行き、皆さんと4.8キロメートルのネイチャートレイルを歩いて行きました。ハンの木の原生林を抜けると、最初のビューポイントに到着。そこから先は植物がだんだん少なくなっていき、つい最近までは氷河の跡だったことがわかります。また、トレイルの途中には4桁の数字が書かれた標識のようなものがありますが、これは氷河の末端があった場所とその年代を記したもので、これを見ながら歩けば、どのくらいのスピードで氷河が後退しているのか実感できるというわけです。
午後7時、いよいよ最終寄港地のスワードを出港する時がやってきます。今日は七夕ということで、七夕をテーマにボン・ヴォヤージが行われ、皆さんも名残を惜しむかのように、出港シーンを楽しんでいました。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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