インド洋上での寄席もこの日が最終日、「さよなら高座」です。マギー隆司師匠のマジックは半分、語りの面白さで魅せますが、楽しいクルーズもこれで最後かという思いがあるのでしょうか、語りもマジックも一段と気合が乗っているように感じました。 古今亭菊太楼師匠は「つぼ算」でした。前振りで飛鳥IIでの船旅の楽しさを話して、入っていきます。前2回でしっかりと楽しませた師匠は、今回も大いに笑わせ大きな拍手を浴びていました。心なしか1回目よりも師匠が大きく見えました。 復活祭のこの日は手芸教室で「イースターエッグ作り教室」が開催されて、70人ほどの人が集まりました。中身を抜いた卵に色紙を貼り付けてかわいい装飾品を作ります。卵から鳥に生まれ変わることを復活にかけての宗教行事でしょう。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師