総トン数5万142トン、12階建て全長241mの白亜の船体が岸壁を離れたのは、定刻通りの14時です。紙テープが舞い風船が空へと上がり、「いってらっしゃーい!」「いってきまーす!」の大合唱。7デッキ右舷でのセイルアウェイ・パーティーは100日間の長旅にふさわしい晴れやかな雰囲気に包まれました。
東京湾の出口で水先案内人に別れを告げる頃には薄日も差して、行く手には空と海がミルク色にとろけたような幻想的な太平洋が……。夜にはキャプテン・機関長・ホテルマネージャーによる鏡開き、クルー&スタッフの紹介などもありました。まだ見ぬ寄港地に思いを馳せて、賑やかに夜が更けて行きました。