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フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

ブリッジオープンと海の話

緯度:N 4度 10分

経度:E 147度 31分

天気:晴れ

気温:29.5度

速度:15.2ノット


海域:北太平洋

寄港地:終日航海日

航海中は通常、朝の8時50分にキャプテンによる船内放送があります。その今朝の航海情報によると飛鳥IIは現在「カロリン諸島とビスマルク諸島の間」を航行中。日本の陸地での生活からすると、なかなか馴染みのない地名かもしれません。まさに船旅でしか行けないところに私たちはいるわけです。
そんな船旅をいっそう実感できるのが、9時から行われた操舵室の見学会「ブリッジオープン」。普段は入れない操舵室に入ってキャプテンや航海士の話を聞いたり、記念撮影に興じたり……。たくさんの機械や机に広げられた海図などを、どなたも興味深くご覧になられたようでした。
また、海洋フォトジャーナリストの越智隆治先生(左下)による講演も満員御礼の盛況ぶり。バショウカジキやマンタに始まりクジラやイルカ、そしてサメまで、ふだん知ることのない海の中の生き物たちの生態を、美しい写真で見せてくれました。これから続く南の島の寄港地が、よりいっそう待ち遠しく思えます。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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