飛鳥5代目船長幡野保裕さんが、就航20周年記念行事のため乗船していますが、この夜遅く、21時30分からよもやま話がありました。 有名な乗船客の思い出を「有名税としてお許しいただけるのではないか」と何人かの思い出を語りました。勿論楽しい、そしてすばらしい話ばかりで、それぞれの方のお人柄が分かるような感じでした。 真っ先に登場した方が、精神科医で作家の斉藤茂太さんでした。「2002年のワールドクルーズのとき、スエズ運河にかかる橋を持ち上げました」。橋に近くなったところで両手を支えるように挙げ、タイミングの良いところでシャッターを切るのですが、実はそのときシャッターを切ったのは筆者だったのです。 いろいろな方のお話が続きましたが、幡野さんはお話が上手で、面白く、夜の更けるのを忘れる思いでした。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師