新しいパリもご覧ください。パリの中心部は高層建築が規制されているので、高いビルはありません。西部地区のこの一角だけ、幾つかの高いビルがあります。日本から絵の勉強に来た多くの画家たちが住んだ街です。 モンパルナスタワー56階のレストランで昼食です。全面ガラス張りのため、パリの街が一望できます。エッフェル塔も真正面に見え、ナポレオンの廟も見えます。 ノートルダム大聖堂は右手にかすかに見えます。さらにモンマルトルの丘も遠望できます。中低層マンションの多いパリは遠くまで見通しが利きます。「パリの空の下セーヌは流れる」ではなく、きれいな建物の放列でした。 ルーアンを17時に出港しました。セーヌ川は来たときとは違い、水位が低くなっていて両岸の土がだいぶ見えていました。途中から上げ潮に変わったため、流れが急になっていきます。下りのセーヌ川は急流を登るセーヌ川に変貌していました。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師