ドーバー海峡はフランスではカレー海峡と呼びます。国際水路機関では併記となっています。かつて、フェリーが海を渡る唯一の手段でしたが、現在は海底トンネルも出来ました。 ドーバー港は取扱旅客量ではイギリス最大の港であり、フランスと海峡を挟んだフェリーが頻繁に発着しています。中にはフランスに住居を構えて、ドーバーで働く人もいるそうです。34kmあるこの海峡を、泳いで渡ろうとする人がたくさんいます。最速は7時間03分52秒です。日本人でも13名の成功者がいます。 ドーバーが近づくと白い崖が見えてきます。この長く伸びている地層は、フランスまで続いており、セーヌ川遡上の際に見えました。外敵から国を守る砦のようでもあります。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師